こんにちは!元・バリ島ホテル勤務在住者でWebライターのKunyです!
ホテルフロント業務で海外就職の可能性が高いのは、日本語ゲストリレーション業務(コンシェルジュ)です。
ゲストリレーション業務はホテル毎に異なり、日によっても異なります。
今回は、海外リゾート・バリ島のヌサドゥアの世界チェーン系大型ホテルと、ウブドの中規模ヴィラの体験談からのお仕事解説をします!
ゲストリレーションとは?
お客様のチェックイン前や滞在中の特別アレンジの準備と手配、お客様の滞在の様子を把握。
フロントレセプショニストの一部の業務を補助的に行う時も有る。
海外の場合は、話せる言語、ネイティブ・ノンネイティブで担当する業務内容が異なることも。
関連記事はコチラ→【海外ホテル就職】バリ島ホテルフロントに就職した私の体験談とお仕事解説
勤務時間帯は?
午前から夜まで多様な勤務時刻
- 8:00~16:00
- 9:00~17:00
- 11:00~19:00
- 14:00~22:00
- 15:00~23:00
- 16:00~24:00
休憩1時間、1食付( 夜勤なしが殆ど )
セパレート勤務
- 9:00~13:30 / 17:00~20:30
2食付ですが、休憩は一時間!
1人で、日本人ゲストに朝も夜もお会いする時などにセパレート勤務。
インドネシアのサービス業の労働時間と休日
週40時間勤務がインドネシアでの労働基準ですが
8時間拘束(7時間勤務、1時間休憩)で週1日の休み+調整休月1日という働き方が多いです。
週6日だと43時間の計算になるので1ヶ月内のどこかで1日休みます。
調整しても月5時間程、週休2日の他部署のオフィスワーカー社員より多く働いています😅
数少ないですが、ホテルフロント業務でも週休2日で9時間拘束(8時間勤務、1時間休憩)のホテルもあります。
祝日働くと代休付与
祝日代休が、1年でおよそ12~16日間付与されます。(会社によって日数は異なる)
毎月、代休申請すれば月6日以上の休みにも。
インドネシアは日本より働き者?
月5日間の休みで働き、女性は産休育休合わせて3ヶ月間。
インドネシアに限らず、海外の方が年間休日少ない可能性も。
日本人に任される業務は?
日本人ゲストへ向けての業務を任されます。
- 滞在中のゲストの把握
- 日本語でのメールと電話対応
- 滞在中のコミュニケーションとお手伝い(クレーム対応含む)
- チェックイン前の部屋確認
- 日本の旅行代理店経由予約の特典準備
- ゲストの社内デイリーレポート
- ゲストの体調不良や怪我の時の病院手配、又は病院付き添い
- ゲストの特別アレンジリクエストの準備と手配
- 社内で使用する案内、レストランとスパメニュー等の日本語翻訳
ホテルご滞在中のお客様対応
短い滞在期間で問題点がないか、お客様とお話出来るタイミングをうまく見つける必要があります。
客室数が50室以下のヴィラ(ウブド地区)
ゲストリレーションカウンターがありません。
お客様とお会いする為にレストランやスパ、あらゆる場所に出向くのが良い傾向にあります。
レストラン数が少ないので動けます。
Kunyの職場は中規模ヴィラでレストランは3つありましたが、大型ホテルに比べたら動ける範囲でした。
世界チェーン系の大型ホテル(ヌサドゥア地区)
フロントカウンター付近にゲストリレーションカウンターがあります。
宿泊人数も多く敷地も広いので、カウンターにいる方がお客様対対応がスムーズ。
主に内線電話かカウンターでお客様とお話します。
大型ホテルになると敷地は広大で、レストランは5つ以上。更にラウンジやカフェも有。
動くとお客様とお話のチャンスを失います。
セールス部門に日本語担当がいない場合
日本の旅行代理店に関する業務を行います。
- 旅行代理店の視察案内対応
- ツアーパンフレットの確認
- 旅行代理店経由のお客様に何かあった場合の、現地支店との電話対応と謝罪文作成
- 日本へ営業出張時の同行
大型ホテルの場合
日本人グループゲスト予約があり、その対応業務を行います。
この日は、他の通常業務よりグループゲストの準備が最優先になります。
大人数のゲストをいかにスムーズかつ通常のお客様と同様にホテルの説明と案内が出来る様、きちんとした準備が必要だからです。
- グループゲストの予約確認
- 旅行代理店現地支店との業務連絡
- ルームメイクが全室チェックイン予定時刻に終わるか管理
- 部屋に不備がないか確認
- 事前に人数分のカードキー作成とホテル案内の用意
- チェックイン用の会議室とウエルカムドリンクの手配
- 会議室でのウェルカムスピーチ、チェックイン手続き、ホテルご利用の説明
私の職場では日本の旅行代理店経由で、10室以上の予約がグループゲスト扱い。多いときは1グループで50室程のグループ対応が。
私の職場では
私の場合は2社とも全世界のお客様対応で、フロントレセプション業務も全て行っていました。(ナイトシフト業務は除く)
スタッフの長期休暇など、勤務時間内は1人で1日中フロントレセプション業務をする日も。
ホテル宿泊システム”オペラ(Opera)”等を駆使した、チェックイン、チェックアウト業務から、部屋付けの為のチャージ、会計レポート提出等。
ゲストリレーションもフロント業務全般の人員でカウントされていたため、ゲストリレーション業務の時間をいかに工夫して作るか日々奮闘していました。
勤務時間内に時間を確保するのが難しかったのが、翻訳業務!
翻訳業務は嬉しい業務でした。ネイティブの日本人としてお役に立てる場面なので。
ただ、時間外の手当やご褒美は基本的にはなく、今から思えば対価を受けれるように交渉すべきでしたね😅フロント業務外の他部門の翻訳に関しては。
最後に
海外でのゲストリレーション業務を文章化すると、私が思っていたよりも業務がシンプル!
実際は更に枝分かれ業務が有ります。
毎日、状況が異なるハプニングが起こるからです。
ハプニングに半日〜1日の時間を費し、更に濃い内容の業務をしてきた感覚。
接客業は大変な面もあります。
しかし、ゲストリレーションとしてお客様のご滞在のお役に立てた時は、やりがいを感じます。
また、大好きな場所にある、職場のホテルの魅力をお客様と共感できた時は、ここで働けて良かった!と思える瞬間です。
シリーズとして、【海外で働く】バリ島・リゾートホテルの日本人ゲストリレーションの一日の業務をシフト毎に記事にしました。
併せてご覧いただくと、ゲストリレーション業務の知識が深まります。
最後までお読み頂き有り難うございました!
Have a nice day!
Kuny
💛Twitterは主にバリ島への想いです。フォローしてくださると励みになります💛→@ubadhealing
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