【海外ホテル就職】バリ島ホテルフロントに就職した私の体験談とお仕事解説

海外ホテルで働く

ホテルのカフェからこんにちは!バリ島ホテル大好きライターのKunyです。

私はバリ島のホテルが好きで現地リゾートホテルで働いたのち、国内外資系ラグジュアリーホテルでも働きました。気がつくと合計8年半も働いていました。

バリ島ではフロントでゲストリレーション、レセプショニスト1人で2職種を兼任していました。

海外で経験したホテルのフロント業務について記事にしようと思った次第です。

ホテル業や海外で働くことに興味のある方々へ、この記事がお役に立てば幸いです。

フロントオフィスとは?

ホテルの顔ともいえるのがフロントオフィス。

実際は宿泊部門フロント課です。

フロント部門の場合も有ります。

宿泊予約業務も行うと思われがちですが、宿泊予約業務は行いません。

大まかに3職種に分かれます。

レセプショニスト

会計業務を含む、チェックイン・アウト等のホテルシステム(Opera等)を駆使しながら総合的なフロントとしての窓口業務を行う。

ゲストリレーション/コンシェルジュ

お客様のチェックイン前や滞在中の特別アレンジの準備と手配、お客様の滞在の様子を把握。

レセプショニストの一部の業務を補助的に行う時も有る。

海外の場合は、話せる言語、ネイティブ・ノンネイティブで担当する業務内容が異なることも。

ベルデスク

正面玄関に配置され、荷物の管理や送迎手配など行う。

レセプショニストやゲストリレーションとは全く異なる職種。

上記は、各ホテルによって職種名が異なったり細分化します。バトラー、ゲストサービス、ゲストエクスペリエンス等。また、夜勤専門のマネージャー職も有。私の勤務先だったバリ島では、ゲストリレーション職・女性・外国人の夜勤はなし。

↓ゲストリレーション勤務初日までに私が知っておきたかった業務内容の関連記事↓

関連記事はコチラ【海外就職】リゾートホテルのゲストリレーション業務とは?私の体験談と仕事解説

フロントオフィスで働くメリット

世界就職のチャンス

海外求人で必ず求人があるのがホテル業。

どの国でも働くチャンスに恵まれ、海外から海外と世界就職が出来ます。

外資系(世界チェーンホテル)に勤務していると、他国の同じホテルへの移動やタスクフォース(繁忙期のみ出張してお仕事)の可能性が広がります。

ゲストリレーション職が一般公開求人で多めです。

海外でゲストリレーションを目指しつつ、日本ではフロントでレセプショニストの経験を積んで準備するのも良いと個人的に思います。

気持ち良い空間に身がおける

働く場所はホテルの顔となるロビー周辺。

外の様子も見え、天井も高く、素敵なデザイン空間でにいる事に清々しさを感じます。

私の職場は目の前がジャングルやトロピカルガーデンで、毎日気持ち良かったです。

セールス(営業)・宿泊予約・経理など、表に出ないホテルの職種の人々は、窓のない外の様子が全くわからないオフィスで働いています。

世界のお客様と直接関わる

チェックインを何件も対応すると、各国の顔と名前、国民性、英語の癖も分かるようになります。

パスポートを受け取る前に、国を識別出来るようになるんです!

英語は、入社時よりも上達すること確実!

フロントオフィスで働くデメリット

全てのご意見がフロントに集まる

レセプショニスト、ゲストリレーション/コンシェルジュ職の場合、世間からはホテルの顔で窓口というイメージが強いため、お客様からのホテル全部門の残念なご意見も受けてしまう部門です。

実際は、部屋の予約、代表番号での問い合わせ対応のオペレーター、レストラン、スパ、お掃除、ミニバー等に関する事は部門外。

全てのご相談やご意見を頂いても他部署の事だと、気持ちが疲れる事も。

その部署が直接全対応せず、会社としてもフロントオフィスに任される場面も多いです。

チップは基本的にない職種

「海外ホテルで働く=お給料以外にチップもらいますよね」のイメージを持たれる方々が結構います。

これは働く国によります。

私の勤務したインドネシアバリ島では、チップの制度は基本なし。

フロントのレセプショニスト、ゲストリレーション職はチップを受け取ることは稀でした。

「フロントパーソン=全てのお手伝いをする人」というのが、世界の認識に思えました。

ドライバー、ベルデスク、バトラー等、荷物運びや運転する人は、同じフロント部門でもお客様からチップを受けとる機会が増えます。

しかし、私の場合は日本人ゲストから日本の食べ物を頂くこともあり、嬉しかったです。

こんな人はフロントオフィス職向け

大学の観光·ホテル学科専攻

やはりホテルを専門に学んだ人が、強いと個人的に感じます。

日本では、ホテル業のプロを目指すことに特化した大学の専攻や学科が稀ではないでしょうか。

スイスではホテル業を学んで、学士学位を授与されている学校がいくつかあるのを知っています。

バリ島では、欧米人・バリ人共に大学でホテル業を専攻にしている、してきた人が殆どでした。

新卒でも「即戦力」「対応力」「応用力」が優秀で、新卒ですぐマネージャーの欧米人もいました。

彼らは在学期間中に必須の、ホテルインターンシップも単位となります。

最低でも半年以上で、インターン期間中に実務を既に経験しています。

出来れば大学卒業が、海外で働く上でスムーズです。

学士学位(大学卒業の学位)は海外就職のビザ申請で有利に働きます。

私は美術系の学士学位ですが、学士学位がある事でビザ申請がスムーズでした。

しかし、私が実務を行う上で感じたのは、観光やホテルを専攻にされてきた人々の即戦力や能力に驚きました。

語学力

外資系ホテル、海外就職希望の場合は英語必須。

日本でも海外でも、面接担当者や上司になる人が、日本語を話さない、読み書き出来ないんです!

海外旅行でホテルやレストランへ電話問い合わせをした際に、意志疎通可能かが最低ライン。

その際に、相手から電話で自分の予想外の説明をされても理解できていれば良い。

更には、もう1言語出来ると良いです。この場合はリスニング、スピーキングのみで可。

丁寧で正しい日本語が出来る

お客様と直接お話をし、メールやチャット対応も業務に含まれることも。

海外だとホテルの日本語(謙譲語)を教えてくれる人は社内でいないので、丁寧で正しい日本語は必要です。

聞き上手で、心が強い

お客様が納得されていない際に、いかに動揺せずその方のお話を聞き、受け止められるか。

自分自身の事でないのに、目の前の自分に攻撃的なケースもあれば、目の前の自分そのものを徹底的に責められることもあります。

海外だとホテル内で日本語を話す者、日本人が1人だと日本人のお客様からのご意見や感情を、1人が集中してお伺いする事になります。

とにかく健康

シフト制の仕事のため、健康であればシフトに影響ゼロで重宝されます。

バリ島の職場は月5日の休みでした。

最初の1社目は三年半勤務して無遅刻無欠勤でした😆

立ち仕事の為、足腰丈夫であることも必須。

女性ならパンプスの悩みがあるはずですが、職場が東南アジアなら正装に合わせたシューズ=サンダルなんです!

バリ島ではパンプスを履かずに、サンダル生活が快適でした。

*アイキャッチ写真の様に、クラブルームカテゴリーだと 座るレセプションの場合も有り。ロビーとは別の場所のクラブラウンジ内に設けられています。

最後に

今回は、南国リゾート地·バリ島でのフロントオフィスについて大まかに記事にしました。

デメリットも書き記しましたが、私自身はホテルのフロントを経験して良かったと感じます。

お客様のお困りのご相談やご意見等を聞く経験を積むほど、人の苦しさや痛みも理解出来る人間になり、自分自身の性格が良き方向に改善されました。

フロント部門で人気のゲストリレーション業務の記事【海外就職】リゾートホテルのゲストリレーション業務とは?私の体験談とお仕事解説 も併せてご覧いただくと、ホテル業についてイメージしやすいと思います。

海外では入社当日に実務に飛び込むケースも多いので、私が知りたかったことを記事にしています。

この記事が、これからの海外ホテルで働く準備やきっかけになれば幸いです。

最後迄、お読み頂き有り難うございました。

Have a nice day!

Kuny

💛Twitterは主にバリ島への想いです。フォローしてくださると励みになります💛→@ubadhealing

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