カフェからこんにちは!旅好きライターのKunyです!
私の大好きな場所は、インドネシア・バリ島。
旅行だけでは物足らず、ホテル就職でバリ島移住をした経験があります。
海外移住、海外就職の方法の選択肢の1つにホテル就職がお勧めです。
世界中に求人がありますよ。
特にリゾート地だと、外国人へは観光産業の現地採用求人が殆ど。
現地採用の給料は、ほとんどが現地水準ベース。
駐在員とは程遠い給料になります。
いかに、納得のいく契約交渉するかである程度カバーできます。
今回はKunyの実例をブログ記事にしました。
皆様の海外就職活動のご参考になれば幸いです。
平均給与と雇用条件を割り出す
その国の日本人向け求人サイトで過去求人傾向を調べるのみです。
経験、能力によると金額の記載のないものから、〇〇以上~具体的な記載のあるものまで様々。
福利厚生、ビザに関しても情報がある程度割り出せます。
移住系ブログ給与まとめより、求人サイトを調べつくす方がきちんとわかります。
補足情報として、移住系ブログの給与や生活費まとめを参考にすると良いです。
譲れないポイントを決める
私は、調べつくして1社目はこの4つにこだわりました。
- 医療保険
- 住居手当
- ビザ費用
- 給料〇〇円(ルピア)以上
*給与=手当など含む金額
*給料=基本給
求人に応募しても、100%面接オファーがくるとは限りません。
わずかな確率で面接オファーが来ても、冷静に判断する必要があります。
私が面接オファーを受けたホテルで、日本人マネージャーのいる会社でした。
「給与はRp3,500,000(当時のレートで35,174円)ですが、ホテルの一室に住んでいただけます」という内容。
まだ、バリ島で働いたことがなかったので、面接オファーが来たことで舞い上がりました。
給料が外国人雇用最低賃金で、部屋があるので最初の移住のステップで挑戦しようと思いました。
しかし、譲れない条件の“医療保険”の確認をしたら、「なし」だったので面接は挑戦しませんでした。
外国人最低賃金で、医療費用自己負担は賃金に見合わないと感じたからです。
大型ホテルだとホテル内クリニックがあるので「医療保険無し」で診察、投薬可能かもしれません。その辺りまできちんと確認する方が良いです。
私は初めての就職移住で、何度も会社の健康保険でウブドクリニックにお世話になっています。
慣れない環境だと、体調不良や怪我などの予測不能なことは起こります。
自分で契約をカスタムできる外資系・ローカルホテル
全て交渉ありき。
給料の金額だけでカバーできない、一時帰国の航空券、生活が潤う条件など交渉。
生活が潤うとは、ホテルのジム利用、食事、自分にとってあれば嬉しい条件を加える作戦です。
但し、外国人数の多い会社、歴代多くの日本人を雇用してきた人事マネージャーのいる会社では、ある程度の外国人雇用の土台が既にあります。
それが良い場合もあれば、条件がアレンジしにくい場合もあります。
友人の有益な契約例
- 友人A:子連れ移住の友人は、お子様のビザ代を交渉して成立。
- 友人B:交渉はしていないが、出勤時のホテル朝食付き条件。
- 友人C:1日8時間拘束で週1日休みの条件を、1日9時間拘束で週2日の休みに交渉した凄腕!(いずれもインドネシアで定められた就労時間)
ローカルホテルだと、ローカル福利厚生が自動的に付き良い条件になることも!
- THR宗教ボーナス年1回
- BPJS年金/退職金(インドネシアでの就労5年以上で解約可)
日本の年金の様な会社負担+個人給料引き落とし(とても少額)です。利息が良く、受け取り時にはまとまった金額で受け取れます。
2つに分かれる日本人経営、日本人マネージャーの会社
タイプ1:
日本人の水準で雇用条件が判断され、現地平均給料、福利厚生が抜群に良い。
条件が良いので交渉すら必要なし。
医療保険の種類も日本語サービス付きの病院利用が出来る会社もあり、内容が良いです!
タイプ2:
現地採用の最低限ラインでの雇用条件。
月給や昇給額が決まっており、交渉の余地がなく提示された条件に従うのみ。
ホテルより、現地ツアー・現地旅行会社などの傾向。
医療保険の種類が、最低限の医療サービスの場合が多いです。
2年以内に退職すると、ビザ代など支払いが生じることも。
1社目の契約(ウブドのホテル)
- 就労・居住ビザ
- 基本給
- 会社全体の売り上げ歩合給(サービス料)
- 住宅手当
- 医療保険(インターナショナルクリニック利用可、病院での支払いゼロ)
- 航空券(日本→バリ島移住、バリ島→日本→バリ島の一時帰国、バリ島→日本の完全帰国、ビザ手続きでのシンガポールの飛行機代往復)*エアアジアのみ可(荷物40Kg、機内食)、一時帰国は毎年1回。
- 有給休暇(1年後)
- BPJS年金(退職金)
- THR宗教ボーナス年1回(固定給の1か月分)
- ローカル社員食堂(勤務中1食)
- ホテルクレジット(月に〇〇Rpまでホテルレストランで食事可)
欧米人オーナーのローカルホテルです。
ローカルの雇用形態+外国人として最低ラインでなぞった雇用条件でした。
ホテルクレジットは勤務2年を過ぎて、昇給よりも良い食事で豊かな気分になりたいと思いました。
月に3回ほど食事できる金額でクレジット支給を交渉。
住宅手当は、会社からの提案。
セミローカルアパート程度の住宅手当の支給でした。
当初は外国人に快適なお湯とバスタブ、WIFI、NHKが観れるTV有のホテルルームに住むことを希望して却下されました。
結果的には、ホテルに住まない選択肢は良かったです。
1社目は仕事とプライベートの境界がお構いなしでした。
寝ていようがお客様に何かあればすぐに、内線電話で出動となっていたと思います。
会社全体の売り上げ歩合給(サービス料)で毎月の収入金額が変わります。
これは知らなかった制度だったので有難かったです。
固定給とサービス料金で月平均が目標金額の収入でした。
ただし、災害やコロナのロックダウンなど宿泊・観光客が減ると、サービス料は見込めません。
2社目の契約(ヌサドゥアのホテル)
- 就労・居住ビザ
- 基本給
- 個人インセンティブ(ホテル内の売り上げに貢献した場合)
- 医療保険(大手総合病院利用可、病院での支払いゼロ)
- 航空券代(バリ島→日本→バリ島の一時帰国、バリ島→日本の完全帰国、ビザ手続きのシンガポールの飛行機代往復)*ガルーダインドネシア(荷物46kg、機内食、ドリンク)。一時帰国は毎年1回。
- ローカル社員食堂&休憩時間のホテルレストラン利用(勤務中の1食)
- 有給休暇(1年後)
- BPJS年金(退職金)
- THR宗教ボーナス年1回(固定給の1か月分)
- 社員割引
ヨーロッパの世界チェーンホテルです。
生活をアップグレードするために、ホテル敷地内の素敵な社宅に住みたかったですが、会社に却下されました。
社宅に関しては、ヨーロッパ本部から人事異動で来た人が住むことが優先の様でした。
2社目は会社全体の売り上げ歩合給(サービス料)は外国人スタッフには適用されない条件。
個人インセンティブでお米(!!)が支給されたり、時々1~2万円程支給されました。
BPJS年金(退職金)制度とボーナスは外国人に適用されない条件でした。
交渉を重ねて、BPJSとボーナスも含めて契約できました。
給与、年収は1社目とほぼ変わらずなものの、自動的に契約内容の質が上がりました。
- 勤務中の食事がいつもホテルレストランで食べられる!
- 飛行機がガルーダインドネシアに!(エアアジアより快適!)
- 医療保険の質。
保険適用の病院は、清潔感のある近所の大手総合病院。
検査や専門医にもすぐかかれて、医療面ではかなり助かりました。
ただし、ヌサドゥアエリアのアパートが外国人に適した部屋が少なく、住まいがダウングレードしました。
この契約で1か月どのような生活?
それなりに楽しく暮らせていました!
Kunyの場合、娯楽費がやや割高かもしれません。
勤務日は1食分の食費が不要だったので、その点で生活費が抑えられています。
また、預金よりもこの国にいる間は、楽しもう精神で暮らしていました。
- 家賃:セミローカル10,000円 ~ 外国人向け23,000円(2タイプを経験)
- 電気代1,000円
- 飲料水タンク(ガロン)1,000円(月5個、配達料含む)
- スマホ(ネット使用含む)通信費1,200円
- ガソリン代1,000円(月5回給油)
- バイク空気入れ20円
- バイク洗車150円
- バイクメンテナンスとオイル交換500円(2か月に一回なので実際は1回1,000円)
- ローカル食堂6,000円(月20日間程)*ほぼ外食でした
- 日本食2,500円(月2回)
- 外国人向けカフェで食事6,000円(月4~6回)
- 勤務先以外のホテルランチ6,000円(月2~3回程)
- セミローカルスパマッサージ6,000円(月4~5回)
- ヨガ、その他アクティビティ4,000円(月4回)
- 友人との娯楽費6,000円(月2回)
- 日本人美容師の美容室3,000円(2か月に一回なので実際は1回6,000円)
- ナチュラル系化粧品3,000円
- その他雑費(バイク修理、車検、日用品等)6,000円~
合計:63,370円/76,370円~(家賃による)
*医療費、帰国航空券は会社負担
*移住初期のバイクや生活用品一式購入、免許更新、結婚式、衣類、その他交通費など毎月ではない出費は省く。
*ローカルと外国人の料金と設備の中間で、外国人も快適に利用出来る事をセミローカルと記しています。
*2019年の物価です。2022年もそれほど差異はないかと思います。
最後に
海外移住系ブログで給料金額や1か月の生活費についての記事は目にします。
しかし、就職での具体的な契約内容は未知の世界でした。
私が就職する際は、徹底的に現地採用の求人をリサーチしました。
それらの利点を組み合わせたもので、契約をしていました。
観光産業のバリ島。
ウエディングプランナーや、日系旅行代理店の駐在員、ホテル業でも日本並みのお給料が存在します。しかし、一般的には10万円以下のお給料が相場です。
お給料の額で納得いかない場合は、オプションも含めて賢く暮らしましょう。
例えば月給が安くても、帰国の航空券代が確約されている日々は快適ですよ。
契約をスムーズに行うコツもありますが、いつの日か海外ホテル就職相談員などする機会を夢見て大切に温めます。
最後までお読み頂き有難うございました。
この記事が、皆様の東南アジアリゾート地の海外就職のお役に立てば幸いです。
Have a nice day!
Kuny
💛Twitterは主にバリ島や京都。フォローしてくださると励みになります💛→@ubadhealing
↓Kunyがバリ島就職活動時に知りたかった内容まとめ↓
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