こんにちは!旅とホテルが大好きWebライターのKunyです。
私は現在、外資系ホテルスパ(美容)部門のフロントで働いていました。
過去ブログ記事、「女子に人気の5つ星外資系ホテルのスパ部門のフロント業務」の続編として、セラピストの業務について記事にしました。
社会人になり、退職を機に憧れの国へ留学してみたい。
留学するなら、スパ留学で次の職に就けるプランを考えている人もいるのでは?
スパ留学後の進路の一つとして外資系5つ星ホテルのスパセラピストが挙げられます。
この記事が、皆様の転職・転機のお役に立てば幸いです。
セラピストとは
アロマオイルトリートメント(マッサージ)やフェイシャル(お顔のお手入れ)をお客様へ施術をするのがセラピスト。技術職です。
お客様を癒やし、心身の健康のお手伝いに繋がります。
日本だと、セラピスト→エステ=お顔のお手入れの認識が強いです。
しかし、ボディトリートメントの施術は必須です。
勤務形態などは、過去記事をご参照下さい。
スパ部門とは?勤務時間についてはコチラ→女子に人気の5つ星外資系ホテルのスパ部門のフロント業務
資格は必要?未経験でセラピストになれる?
資格の有無の基準は特にありません。
人材を育成する体制のスパだと未経験でもセラピストになれます。
各スパで複数の独自メニューを実務経験者でも1から覚える必要がある為です。
但し、実技試験はあります。
未経験者ならスクールで単発でも、アロマボディトリートメント(マッサージ)技術を得ていた方が有利。
セラピストとしての一日
- 当日の予約の確認
- 予約に合わせての準備
- ゲストお出迎え
- カルテの再確認
- トリートメント施術
- お茶ご提供
- 本日のアドバイスや商品販売
- トリートメントルームや備品片付け
- お客様のカルテ記録
<その他業務>
- 取り扱い商品のセミナー参加
- 在庫管理
- 期間限定メニュー考案
- タオル、お着替えをたたむ
セラピスト業務のメリット
トリートメント施術中にお客様と会話出来る
トリートメントは60分~120分ほど。
ホテル内の業務では、一番長くお話しする機会に恵まれます。
ホテルのその他職種では、長時間の接客をすることが出来ません。
メリットとして、
- 良い評価が直接得られるのでやりがいがある
- 信頼関係が生まれる(指名につながる)
- 技術職なので、将来の独立開業にも役立つ
将来的に開業するエリアとお客様のお住まいが一致していると、顧客様になる可能性も有。
在職中に退職後のプランを伝えてはいけませんが、退職後も同じセラピストのトリートメントを受けたいというお客様はいます。
信頼関係が生まれると、お客様から連絡先や名刺をセラピスト宛に渡される場面を見かけます。
トレーニングモデルになれる
勤務時間中に、技術トレーニングモデルになれることも。
仕事なので、新人セラピスト等にアドバイスしたり気の張る状況ですが、顔や体のむくみは解消!
ホテルスタッフだからこそ
ホテルのスタッフ割引が適用されます。
勤務先のレストラン利用や、系列ホテルの宿泊、飲食、スパでの割引適用も。
世界中の系列ホテルのサービスやスパの経験を得る事が出来ますよ。
一般のエステサロンと違い、ホテルなので社員食堂がある確率が高いです!
取り扱い化粧品で美しく
高価な化粧品をお得に試せます。
フェイシャルで取り扱う化粧品会社のスタッフ割引制度を設けている会社も。
また、化粧品メーカーの方から直接フェイシャルメソッドを勉強することができます。
結果、完璧なお手入れを方法を身につける事ができるので、どんどん綺麗に!
セラピスト業務のデメリット
体への負担
上手に体を使わないと、手、肩、腰への負担が大きいです。
予約の多い人気スパで、欧米人男性用の様な体の大きいお客様中心だと、腱鞘炎の発症などの可能性も。
性的要求のリスク
異性のお客様と60分〜120分二人きりになるのは当たり前。
海外からのお客様の実話です。
アロマボディトリートメントの際に、性的な要求をされたとか。
私の知るセラピストさんたちは優秀な人ばかり。失礼のないようにきちんとお断りしています。
ご理解下さり、厄介な事例はない様です。
外資系ホテルスパで必要なこと
英語が話せる
海外からのお客様ときちんとコミュニケーションを取れたほうが、指名リピート率に繋がります。
また、性的要求をきちんとお断りする為にも英語を話せた方が良いです。
ホテルスタッフであること
ホテルスパは、宿泊のお客様が中心。
この部分が、一般サロンとは大きく違う点です
お客様からすると、スパのセラピストではありません。ホテルの従業員です。
トリートメント中に、ご滞在中の部屋アメニティやレストラン等についての質問があれば、部門外でもどのホテルにも劣らない対応力が必要。
セラピストもパンプス着用を義務付けられているホテルも有ります。
セラピストとしての海外就職の実態
国によってはビザの条件が異なります。
セラピストとして就職できる国もあります。
しかし、インドネシアなど国によっては外国人セラピストとして海外就職ができません。
例えばインドネシアでは、スパゲストリレーション、スパアドバイザー、スパマネージャーとして求人はわずかにあります。
セラピストとしてお客様へ直接施術しないポジションです。
就労ビザの規定で、ローカルスタッフより上の立場として働くためです。
外資系の5つ星の世界チェーンホテルによっては、グループホテルの応援で期間限定セラピストとして海外で働くチャンスもあります。
その制度を活用して、海外で期間限定セラピストとして働いた仲間がいました。
日本で私の働くホテルでは、ベトナム、タイ、マレーシアから応援セラピストが来ました。
その国独自のメニュー販売や技術を知ることが出来て、国際的な環境です。
ホテルスパの定義
ホテルが運営しているスパで、ホテルに直接雇用されていることです。
ホテルによっては、テナント貸しで外部のリラクゼーションサロン、エステサロンがあります。
5つ星ホテルスパで経験を積みたい場合は、求人応募時に何処に雇用されるのか確認しましょう。
最後に
ホテルスパでは、セラピスト業務以外にホテルスタッフとして業務を行う必要があります。
他部署のクレームを背負ってご対応する場面も。
その点が、ストレスになる場合があります。
しかし、ホテル内で一番お客様を知ることができる職種なので、接客業として魅力のあるお仕事です。
そして、独立開業にも良い経験やご縁となるのでお勧めです。
コロナ禍で、セラピスト·スパ留学もままならないですが、これからの転機や転職でこの記事がお役に立てば幸いです。
Have a nice day!
Kuny
💛Twitterは主にバリ島への想いです。フォローしてくださると励みになります💛 @ubadhealing
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